TSNB14UP1は、ツクモ(eX.computer)から発売されていた、コストパフォーマンスに優れた格安ノートPCです。
2019年頃に登場したモデルで、その価格からは想像できないほどの充実したスペックが話題となりました。
TSNB14UP1 レビュー
TSNB14UP1 は、家電量販店「ツクモ」が展開するeX.computerブランドから発売された、コストパフォーマンスに特化したノートパソコンです。
その最大の魅力は、税込み3万円台という驚きの価格でありながら、フルHDのIPS液晶や、高速な M.2 SATA SSD、そしてWindows 10 Proを搭載するなど、価格をはるかに超えるスペックを実現していた点にあります。本記事では、TSNB14UP1のレビューとして、その際立った特徴や実際の使い勝手、そしてコストパフォーマンスの高さ主な特徴
圧倒的な低価格: 税込み3万円台という、非常に安価な価格設定が最大の魅力でした。
Windows 10 Pro搭載: 一般的な安価なノートPCではHome Editionが搭載されることが多い中、ビジネス向けのPro Editionが搭載されている点が大きな特徴でした。BitLocker などの高度な機能を利用できます。
フルHD IPS液晶: 低価格ながら、フルHD(1920x1080)解像度のIPS液晶を搭載していました。視野角が広く、ノングレア(非光沢)なので、映り込みが少なく、長時間作業でも目が疲れにくいという利点がありました。
M.2 SATA SSD: 一般的な安価なPCで使われがちなeMMCではなく、より高速なM.2 SATA SSD(64GB)を搭載しており、OSやアプリケーションの起動が比較的軽快でした。
USB Type-Cポート: USB PD(Power Delivery)に対応したUSB Type-Cポートを搭載しており、対応する充電器を使えば、スマートフォンなどと共用のケーブルで充電できる利便性がありました。
豊富なインターフェース: USB 3.0ポート、mini HDMI、microSDカードスロットなど、必要なポート類が揃っていました。
レビューの傾向
性能: CPUはIntel Celeron 3867Uを搭載しており、重い作業には向きませんが、インターネット閲覧、YouTubeなどの動画視聴、オフィスソフトでの文書作成といった日常的な用途であれば、問題なく動作するという評価が多かったです。Windows Updateの際には少し遅く感じる、という声も見られました。
質感・デザイン: プラスチック製の筐体で、デザインはシンプル。良くも悪くも価格相応の質感という評価です。ただし、ベゼルは比較的細く、古臭さや安っぽさはあまり感じられないという意見もありました。
キーボード: キーストロークは確保されているものの、打鍵感が「パコパコ感がある」という声もありました。また、一部のキー配置が変則的で、慣れが必要という指摘も見られます。
バッテリー: 公称値で約7.5時間のバッテリー駆動が可能とされており、実際の使用でも6時間半程度の駆動が確認されたレビューもあり、価格の割には十分なバッテリー性能という評価でした。
その他: 中古市場でも流通しており、コストパフォーマンスを求めるユーザーからの需要が高いモデルです。ただし、一部のユーザーからは、購入後しばらくして再起動を繰り返すなどの不具合が発生したという報告も見られます。
TSNB14UP1は、価格を最優先しつつ、最低限の使いやすさ(フルHDのIPS液晶、SSD、Windows 10 Proなど)を確保した、非常にバランスの取れたモデルでした。サブPCとして、あるいはプログラミング学習用など、用途を限定して使う分には十分な性能を持つ、コストパフォーマンスに優れた製品と言えるでしょう。について詳しく掘り下げていきます。